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当院への疑義照会の方法と流れ
          当院では疑義照会は薬剤部から、医師に行います。処方箋に疑義が生じた場合は、院外処方箋に記載されている薬剤部調剤室へご連絡をお願いします。
患者確認のため、院外処方箋上部中央に記載の患者IDを伺います。
処方医が担当する平日外来診療時間(8:30-17:00)以外は、医師不在のため時間を要する場合がありますのでご了承ください。
後発品へ変更した場合は、患者氏名・ID・変更した薬品名を、FAX(03-3570-0229)にて薬剤部調剤室までご連絡ください。
        薬剤以外(保険者番号など)については、院外処方箋に記載されている外来医事課あるいは大代表(03-3520-0111)へご連絡をお願いします。
- 当院はDr.JOYを用いて積極的に薬薬連携も実施しておりますので、必要に応じてご相談ください。
 
服薬情報提供書(トレーシングレポート)のご案内について
患者さんから聞き取った内服薬のアドヒアランスや副作用状況、残薬状況、健康食品の摂取状況など、緊急を要さない(即時性の低い)情報について担当医師、薬剤師間で共有するために、トレーシングレポートの雛型を準備致しました。適宜、様式をダウンロードしてFax送信をして頂くようお願い致します。
保険薬局で「処方医師へ情報提供した方が望ましい」と判断された内容を当院薬剤部で集約し、医師へ情報伝達を行い、情報の共有化を図るとともに、今後の治療へ繋げていきます(※他の様式をご使用いただいてもかまいません)。
トレーシングレポートでの報告の流れ
 
トレーシングレポート関連のファイル
- トレーシングレポートの運用について
 
*当院は3団体合同事業に則った運用を行っています
トレーシングレポートの送信用FAX番号 03-3570-0216 です。
フィードバックは、お電話等による回答(ご確認含む)とさせて頂きますため、保険薬局名、ご連絡先電話番号、ご担当者様の御記載をお願い致します。
なお、トレーシングレポート運用の窓口は、薬剤部臨床部署・薬剤師外来担当者です。
がん化学療法レジメン関連リンク
当院におきまして、使用頻度の高いレジメンから公開を開始いたしました。随時、更新することがございます。
抗がん薬治療における緊急を要さない(即時性の低い)情報共有は、『抗がん薬レジメン対応トレーシングレポート』を準備しておりますので、リンク先の様式をご使用下さい。
なお、治療個々に関しますご質問や患者さん情報提供に関連しないお問合せはご遠慮くださいますよう、御協力をお願い申し上げます。
がん化学療法レジメン一覧
がん化学療法レジメン一覧
食道がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Nivolumab | |
| FP(ショートハイドレーション) | |
| FPRT(ショートハイドレーション) | |
| wPAC | |
| 術前FP(3wショートハイドレーション) | |
| 術前DCF(70 70 750) | |
| Nivolumab(480mg body) | |
| FP+Nivo(ショートハイドレーション) | |
| FP+Pembro(200mg body) | 
胃がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| DS | |
| GC-mFOLFOX | |
| Nivolumab | |
| RAMAbraxane | |
| SOX | |
| (硫アト)CPT-11 | |
| Nivolumab(480mg/body) | |
| RAM/wPAC | |
| SOXH(6mg/kg 維持量) | |
| weekly-Abraxane | |
| エンハーツ | |
| wPAC | |
| CPT-11 | |
| Nivolumab SOX | |
| Nivolumab XELOX | |
| Nivolumab mFOLFOX6 | 
大腸がん
肝胆膵がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Abraxane GEM | |
| GEMCDDP | |
| modified FOLFIRINOX | |
| (隔週)G-sy | |
| (硫アト)nal IRI FL | |
| Atezo/Beva | |
| GCS | |
| G-sy | |
| TS-1/GEM | |
| nal IRI FL | |
| (硫アト)nal IRI FL(並列) | |
| nal IRI FL(並列) | |
| Durvalmab+GC | 
乳がん
肺がん
泌尿器がん
婦人科がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Beva維持療法 | |
| TCb | |
| TCBeva | |
| CPT-11/NDP(アロキシ 4週) | |
| Doxil(90mg/body未満) | |
| PLD/CBDCA(PC療法) | |
| TC/Beva | |
| TwCw | |
| wGEM療法 | |
| DC療法 | |
| オラパリブ+Bv(維持療法) | |
| wPACBeva | |
| Pembrolizumab+Lenvatinib | |
| NGT Beva | |
| TC Beva Pembro | |
| セミプリマブ | 
頭頸部がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| (プロイメンドなし)RT-CDDP | |
| (アロカリス有)RT-CDDP(100) | |
| Nivolumab(240mg) | |
| wPACCetu | |
| (アロカリス有)weeklyCDDP | |
| Cetu単剤(#3以降) | |
| Nivolumab(480mg/body) | |
| Pembrolizumab | |
| Pembro+FP(イメンド併用) | |
| Pembro FP(アロカリス併用) | 
造血器腫瘍
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| (皮下)アザシチジン | |
| (皮下注)DRD(#7) | |
| Isatuximab+PD #2以降 | |
| R-CHOP | |
| リツキサン | |
| A+AVD | |
| CHOP | |
| (#2以降)Pola-R-CHP | |
| R2(#2-5) | |
| Venetoclax AZA | 
MSH-H固形がん
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Pembrolizumab(200mg/body) | 
整形
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Halaven | |
| ADM(1日投与) | |
| ADMIFM併用 | |
| GEM DOC | |
| (Level 0)トラベクテジン | 
皮膚
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| Nivolumab(240mg body) | |
| Pembrolizumab(200mg body) | 
その他
| 療法名 | レジメン フォーマット  | 
            
|---|---|
| CDDPCPT-11(ショートハイドレーション) | |
| wPAC | |
| wPAC 新 | |
| 3wHER 3wDOC(8→6mg kg) | 
処方箋上の不備に関して
処方箋医師押印忘れ時の対応
当院大代表(03−3520−0111)にご連絡ください。 
          該当の診療科を確認した後、該当の診療科窓口に電話を転送致します。 
          押印した処方箋を該当の診療科窓口より薬局に郵送致します。 
処方箋期限切れ時の対応
- 調剤薬局にて期限切れ処方箋に対応可能な場合 
当院薬剤部に期限延長可能か疑義照会をお願いします。
 - 調剤薬局にて対応できない場合 
再受診し、処方箋の再発行が必要となります。
患者さんから該当の診療科窓口へ電話連絡を行い、再受診の予約取得をお願いします。
- 再受診の際は自費負担となります
 
 
処方箋上の表記に関して
保険者番号について
電話:<平日9:00-17:00>   03-3570-0244(外来医事課) 
             <上記以外の時間帯 >   03-3520-0111(大代表) 
一般名処方について
当院では後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進のため、一般名処方を積極的に実施しており、厚労省の定める「処方箋に記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について」に従い、【般】+「一般的名称」+「剤形」+「含量」で処方箋上に表記しております。
※屋号の記載が無い薬剤も一般名処方として対応可能となります。
選定療養対象薬について
長期収載品選定療養対象薬に関しては薬品名に【選】を追記しています。長期収載品の使用理由を含め、問い合わせがある場合は下記へご連絡ください。
電話:<平日9:00-17:00>   03-3570-0244(外来医事課) 
             <上記以外の時間帯 >   03-3520-0111(大代表) 
抗がん薬の服用開始日
医師から患者さんへ服用開始日について特に指示がない場合は以下の開始日を原則としております。 
          以下に記載がない抗がん薬で服用開始日が患者さんに説明されていない場合は疑義照会をお願いします。 
消化器化学療法科
- カペシタビン、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム、トリフルリジン・チピラシル:処方日の夕食後から
 - レゴラフェニブ:処方翌日の朝から
 
乳腺内科
- パルボシクリブ:処方翌日の朝から
 
血液腫瘍科
R-CHOP療法時のプレドニゾロン処方
- 用量:Day1点滴プレドニゾロン用量と同等の内服プレドニゾロン用量
 - 服用開始日:点滴翌日
 - 処方日数:4日間 
(プレドニゾロン先行投与等、変則的な場合もあります) 
調剤に関する規定と約束処方の取り扱い
≪散剤調剤≫
- 散剤/粉砕調剤時の分包について 
- 1包当たりの用量:6g/包以下
 - 1Rpに複数の散剤が処方された場合は、混合調剤を行う。
 - 1包あたり合計6gを超えるものは薬包紙から漏れてしまうため、混合せずにRpを分けて処方し、1剤ずつで分包を行う。
                
例)タンニン酸アルブミン9g、天然ケイ酸アルミニウム9g 分3 → 別々に分包しております。
 
 - 賦形について 
- 賦形は1包あたり賦形剤を0.2g加えて混合調剤を行う。
 - 賦形剤:乳糖
                
例外)レボチロキシンナトリウム水和物の賦形にはトウモロコシデンプンを用いています。
 
- 患者の状態により乳糖を使用できない場合は適宜対応しております。Ex)乳糖不耐患者
 
賦形する処方
- 用法が分2以上で1日の総量が1g未満となる散剤および錠剤の粉砕
 - 用法が分1および頓服で1包が0.5g未満となる散剤および錠剤の粉砕
 - スルピリド細粒は、1包0.2g未満の場合
 - プロメタジンメチレンジサリチル酸塩細粒は、1包0.2g未満の場合
 
賦形しない処方
- ドライシロップ
 - 漢方薬
 - パイルパッカーで分包する薬剤
 
手分割分包器(パイルパッカー):物理的に薬剤が機器に接触しない構造になっており、コンタミネーシ
ョン(混薬)の許されない抗がん薬や麻薬調剤を行う医療現場における分包作業に適している。
※散剤2種類混合時の賦形はそれぞれの投与量で賦形の有無を判断するが、乳糖は1Rpにつき1回しか秤量できないため、賦形対象は投与量や剤形で判断する。 - パイルパッカーを用いて分包する薬剤 
抗がん薬、抗ウイルス薬(細胞毒性を有する薬剤)
メルカプトプリン水和物、メトトレキサート、メルファラン、バルガンシクロビル塩酸塩、トレチノイン、ミトタン、エヌトレクチニブ、テノホビル アラフェナミドフマル酸塩等 
≪水剤調剤≫
希釈を要する水剤の調製方法について
- 希釈には注射用蒸留水を用いております。
 - 希釈を要する水剤の処方日数は原則14日分までとしています。 
14日分を超える分は、水を加えず原液のまま調剤し、水を加えてから服用するよう患者さんに説明をしております。 - 希釈する場合は、注射用蒸留水で1回10mLになるように希釈。
 - 総量210mL(21回分)となる処方では、200mL内用ボトルを用いる。200mLまでメスアップした後、 
注射用蒸留水を10mL計量し追加することで、計210mLにしております。 
*希釈しないで投与する薬剤
アルギン酸ナトリウム内用液、イトラコナゾール内用液、ジメチコンドロップ内用液、ガバペンチンシロップ、リドカイン塩酸塩ビスカス、ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩配合シロップ、ハロペリドール内服液、白糖シロップ、バルプロ酸ナトリウムシロップ、アムホテリシンBシロップ、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ、水酸化マグネシウム内用懸濁液
≪約束処方≫
- P-AG液(1本あたりポラプレジンクOD 9錠+アルギン酸ナトリウム内用液 300mL) 
- 内用投薬ボトル500mLへ、ポラプレジンクOD錠9錠及び蒸留水20mLを入れる 。
 - ボトル内でポラプレジンクOD錠を完全に溶解。
 - その投薬ボトルへ、アルギン酸ナトリウム内用液300mLを加え総量320mLとしております。
 
- 1ボトル:1回10mL 30回分を基本処方としております。
 
 - アズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒・グリセリン ± リドカイン塩酸塩液含嗽液 
(1本あたりアズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒5包+グリセリン60mL±4%リドカイン塩酸塩液10mL)
- 外用投薬ボトル500mLを準備。
 - 蒸留水で敷き水をし、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒5包を溶解。
 - グリセリン60mL±4%リドカイン塩酸塩液10mLを秤量し、投薬ボトル内で混和。
 - 蒸留水で500mLへメスアップ。
 
 - アズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒+ リドカイン塩酸塩液含嗽液 
リドカイン塩酸塩液、アズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒の混合は患者さんが自宅で行う。
- 処方量のアズレンスルホン酸ナトリウム水和物・炭酸水素ナトリウム含嗽用配合細粒を調剤する。
 - 外用投薬ボトルを準備し、リドカイン塩酸塩液を秤量し投薬ボトルへ入れる。
 - 1回分のリドカイン塩酸塩液をとる用のスポイトを添付する。
 
参照:使用方法「うがい薬(AZ含嗽薬+キシロカイン)1回分の作り方」
(67KB) - アヘンチンキ 
- 実際の調製方法、ボトル選択などは、一般水剤の調剤手順に順ずる。
 
- 麻薬処方箋に薬品名、アヘンチンキ必要量を記入する。総液体量を計算し欄外にメモを行う。
 - アヘンチンキを1ボトル分ずつ計量し、内用投薬ボトルへ分注。
 - 注射用蒸留水で、1回10mLになるように希釈。
 - 10mLのカップをつけております。
 
- 調剤時の秤量誤差:一般水剤と同様に±5%以内を遵守。
(麻薬であるため±0.1mL以内の範囲を心がける。) - 初回処方時に「食後」の処方であっても疑義照会は不要。
 
 
Hazardous Drugs(HD)の取り扱いについて
参照:・HD取扱指針
(539KB)
   ・ハザーダスドラッグ(HD)リスト(抗がん薬以外)
(693KB)
院外処方せんにおける問い合わせ簡素化プロトコールの運用について
近年、急速な医療技術の高度化等による薬物療法の複雑化への対応等が求められており、多職種よりチームアプローチが必要とされています。また医師等の働き方改革の推進により、多くの施設で薬剤師のタスク・シフティングに関連する取り組みが実施されています。
本プロトコールは、薬物治療管理の一環として、調剤上の典型的な変更に伴う疑義照会を減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実並びに、処方医及び保険薬局の負担軽減を目的に運用します。
本プロトコールの運用、合意に関しては、詳細を薬剤部担当者からの説明を受け、合意締結をした保険薬局が対象となります。
- 院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル
(1,165KB) - 合意締結保険薬局一覧
(220KB) 
院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコール問い合わせ先: 
          がん研究会有明病院薬剤部 医薬品情報管理室 
          電話番号:03-3520-0111(大代表) 平日9時から17時 
