診療科・部門紹介
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先端医療開発科

先端医療開発科

最終更新日 : 2022年12月6日

先端医療開発科とは|先端医療開発科の受診方法について診療実績研究活動スタッフ紹介職員募集治験依頼者の方へお問い合せ先

※「診療実績」「研究活動」ページは、現在作成中です。

先端医療開発科とは

当科では、がんに対する新規薬剤(治療法)の早期臨床開発(おもに第I相試験)を行っております。主に、標準治療を受けた後に病状が増悪した患者さんや、標準的な治療法が確立されていない進行がんの患者さんなどを対象として、未承認の新規薬剤(治療法)を用いた治験を実施しています。患者さんの安全を確保して臨床試験を実施するために、当科では「専任」スタッフが、「専用」の場所で、臨床開発・研究に「専念」して診療に従事しています。当科で実施する治験はあらゆる種類のがん患者さんが対象になりうるため、当科専任医師チームに加えて、当院の臓器別内科系医師も併任して診療チームが編成されています。また、患者さんに治験情報を提供し、当科の治験をご紹介できるように各内科系診療科の協力医師と連携しております。

新規薬剤の開発についてはこちらもご参照下さい

先端医療開発科 部長 北野滋久
先端医療開発科部長
 北野滋久

創設の目的と概要

がん患者さんの数は増加を続け、新たな治療法へのニーズは高まる一方です。近年様々な新規がん治療薬が開発される中、開発の出発点となる早期臨床開発の国際的競争は激化しています。当科は、がん研有明病院が次世代の臨床開発拠点となって新規がん治療薬をいち早く患者さんにとどけることを目的として、2019年に創設された「先端医療開発センター」を起源とし、2022年4月より、がんに対する新規薬剤(治療法)の早期臨床開発を専門として実施する診療科となりました。当科では、診療科として早期臨床試験(治験)を一元化して実施するとともに、がん研有明病院の各診療科・各部門と連携して個々の患者さんに適した臨床試験を提案しています。

先端医療開発科組織図

近年、複雑な作用機序(薬が治療効果を及ぼす仕組み)をもつ新規がん治療薬の登場、遺伝子診断を用いた対象患者さんの個別化等により、新規がん治療薬の開発には幅広い専門知識と経験が求められるようになってきました。そのため当科では、「がん早期臨床開発部」「がん免疫治療開発部」「がんゲノム医療開発部」の3部門から構成されております。各開発部門、有明病院、がん研究所が連携することでトランスレーショナルリサーチも交えた革新的な早期臨床開発を推進します。

当科で実施している臨床試験

  • 新規抗がん剤の第I相試験
    抗がん剤、分子標的薬剤、免疫療法剤、遺伝子改変T細胞療法、遺伝子治療など様々な新規治療法や、それらを併用した薬剤(治療法)の臨床試験を行っております。
  • ファースト・イン・ヒューマン(First-in-human: FIH)試験
    新規薬剤をヒトに対して初めて投与する試験のことで、当科でも多数取り組んでおります。
  • 未承認薬を用いた医師主導治験

当科の外部ホームページ内で当科で実施している治験の情報をご紹介しています。(がん研有明病院全体で実施している治験の情報ではありません) 本ページでは、治験開始時点での内容を記載しているため、新しい情報が含まれていない場合やすでに募集を終了している治験が表示されている場合があることをご了承ください。

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