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診療科・部門紹介
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中央手術部

中央手術部

最終更新日 : 2024年2月7日

中央手術部とは

大橋 学
大橋 学
胃外科副部長
中央手術部長

入院および外来患者さんの手術を行うための中央部門です。また、中央手術部には中央滅菌材料室が併設されています。20室(全身麻酔室19、局所麻酔室1)の手術室で毎日平均約35-40件前後の手術を実施しています。2022年度は、麻酔科医師常勤35名(非常勤10名)・看護師71名・臨床工学技士11名、事務担当2名で円滑に運営を行ってまいります。

手術実績

2005年に有明病院に移転して以来、多くの手術を行っています(下記グラフ参照)。2010年には手術室を1室増設(計15室)、2012年10月にはさらに1室増設(計16室)し、2014年8月には4室増室(計20室)となり、1日当り35-40件のがんの手術を行っております。2019年4月から多くの臓器でロボット支援下手術が保険収載されました。当院も先行していた泌尿器科・大腸外科に続いて呼吸器外科・胃外科・婦人科も開始しました。2018年末から2台体制となっていましたが、その1年後には3台体制としました。そのロボット支援下手術も安全に行われており、2021年には年間695件になりました。2020年は新型コロナウィルス感染症蔓延の影響を大きくうけて全手術件数が減少しましたが、昨年は回復してきています。今後も手術をお待ちいただく時間の短縮を目指してさらなる効率的な運営を目指してまいります。

手術件数推移(全診療科)

手術に対する安全管理体制

当院では各科の手術が予定時間通りに且安全に実施されているかを手術部運営委員会で毎月チェックしています。その指標として手術時間(2時間超過症例)出血(1000cc以上)に着目して症例を抽出して科内で検討してもらい毎月の運営委員会で報告してもらっています。2021年の調査では、予定時間より1時間以上オーバーした症例は5%未満でした。大量出血(当院では1000cc以上と定義)に至ってしまった症例においてどのタイミングで術者・麻酔科医師・看護師が行うべき役割を明確にした大量出血ワークフローを作成したことで手術チームとして適切に対応できるようにしました。その作成段階の時から出血に対する意識がより深まったと感じています。その効果だけではありませんが、経年的(2019-2021年の比較)に1000cc以上の大量出血の症例が多くの科で減少しており手術の安全度がより向上したものと判断しています。今後も病院全体で手術のさらなる安全管理につとめてまいります。

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