診療科・部門紹介
各部署紹介
最終更新日 :
2024年3月25日
がん相談支援センター
患者さん・ご家族との対話を大切にしながら、病気や治療と付き合いながらの生活を支えます
部署紹介
「がん相談支援センター」とは、院内・院外の患者さん・ご家族 、一般市民などのための相談窓口です。がん診療連携拠点病院には、必ず「がん相談支援センター」が設置されています。
がん研有明病院の「がん相談支援センター」には、専門看護師・認定看護師と医療ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)が所属しています。そして、がん治療や療養生活全般に関する相談支援を行っています。
- 対面相談:がん看護相談、がんMSW相談
- 電話相談
- サポートグループの活動
- がん情報コーナーの整備 など
こんな看護をしています
がん看護相談
2009年から「がん看護相談」を行っています。「がん看護相談」は、最近では「がん看護外来」と呼ばれる機会も増えてきました。
「がん看護相談」の対象者は、迷い・悩みを抱えた、患者さん単独、ご家族単独、また患者さん・家族が一緒です。
- がんと言われて頭が真っ白…
- 不安な気持ちでいっぱいで…どうしたらよいのかわからない
- がんや治療についてもっと知りたい
- 医師から説明を聞いたけれど、むずかしくてよくわからない…
- どの治療を受けるか迷っている
- 副作用などがつらそうで、治療を乗り切れるか心配…
- つらい症状があって困っている…
- 病気や治療、療養に関わる経済的なことが心配・・・
- 仕事を続けられるか心配…
- 病気や治療について、親や子ども、友人、職場の人に、どのように話せばよいか悩んでいる…
- 今後の療養の仕方や療養場所について迷っている…
- 地域包括支援センターは…どこ?
- 介護保険って・・・なに?
- 自分らしい生活の仕方をみつけたい…
- がんと診断された時からの“緩和ケア”って…なに?
- 将来もしも、病状が変化した時のための備えを整えたい…
- 家族としてどのように本人を支えることができるのか悩んでいる…
- 医師からの説明を一緒に聞いてくれるサポーターがほしい など
私たちは、患者さん・ご家族との対話を通して、専門看護師・認定看護師としての知識やスキルを活用しながら、状況の整理、情報提供、心理的支援、意思決定支援、セルフケア支援、症状マネジメント、医師とのコミュニケーションの促進、また多職種・他部門との連携・調整などを実践しています。
サポートグループ
がん医療においても、がん経験者同士の体験の共有・支え合い、すなわちピアサポートの有効性が注目されています。サポートグループとは、医療者がファシリテーターとして加わり、参加者である患者・家族のグループダイナミックスとピアサポート機能を活用して支援を提供するグループです。
私たち専門看護師・認定看護師は、各回のテーマに関連したミニレクチャーを担当したり、ファシリテーターとしてグループでの情報交換に参加しています。
- 上手に化学療法と付き合うために
- 病気や治療と向き合うために −気持ちのもちかたを一緒に考えよう!−
- 家族の会 −大切な人を支えるために−
- 病気や治療と付き合いながら働くこと <東京都社会保険労務士会との協働>
- 一緒にエクササイズ ーからだと心を整えよう− <リハビリテーション部理学療法士との協働>
- AYA CAFE <院内患者会Rainbow Treeとの協働>