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診療科・部門紹介
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呼吸器センター

呼吸器センター

最終更新日 : 2019年6月14日

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センター長就任のごあいさつ

奥村 栄
西尾 誠人
呼吸器センター長
呼吸器内科部長

この度、平成31年2月1日付けで呼吸器センター長を拝命致しました西尾誠人です。呼吸器センターの前身は大塚時代からはじまりました。

当時はまだ、内科、外科といった科の枠組みが強く残っている時代でしたが、呼吸器外科、呼吸器内科、放射線治療科、肺病理が集まり、毎週カンファレンスを行い、患者さん一人ひとりに対して最良の治療はなにかを検討し、日常診療でも外科、内科、放射線治療科の垣根をなくして、診断から治療までシームレスに行うチーム診療のモデルでした。

平成17年に有明への移転を契機に診療科の再編がなされ、呼吸器内科が独立、呼吸器外科と呼吸器内科を統合した呼吸器センターが発足し、外来も病棟も呼吸器センターとして呼吸器外科・内科が同じブース、病棟で診療を行う体制が整いました。

初代のセンター長には中川健先生が就任され、呼吸器センターのMissionとして「肺がんからの解放」、Core valuesに「前進・誠実・統合」、Visionとして「肺がん診療における指導的施設に」という方向性を示されました。

その後、2代目センター長に宝来威先生、3代目センター長に奥村栄先生が就任され、これらのMission、Vision、Core valuesのもと、呼吸器センターは呼吸器外科、呼吸器内科、画像診断部放射線治療部病理部細胞診断部看護部研究所との連携をより強固にして現在の呼吸器センターがあります。

これまでのセンター長の先生方が築き上げた呼吸器センターを4代目としてさらに発展させるために微力ながら貢献できればと考えております。

肺がんの治療はこの20年で大きく進歩し、急激に変化しています。

放射線診断では、multi-slice CTやMRIの進歩により高精度な画像診断が可能となり、また低線量CTによる肺がん検診も普及したことにより早期肺がんの発見が可能となっています。

外科の領域では胸腔鏡による低侵襲な手術が普及し、最近ではロボット手術も肺がんに適応拡大されています。

放射線治療では強度変調放射線治療(Intensive Modulated Radiation Therapy:IMRT)や強度変調回転照射法(Volumetric Modulated Arc Therapy:VMAT)を用いた高精度な照射技術によって、より体への負担が少ない放射線治療が肺がん診療においても可能となってきています。

薬物療法ではシスプラチンを代表とする化学療法、特定の遺伝子変異を標的とした分子標的薬、がんを兵糧攻めする血管新生阻害薬、昨年のノーベル賞に輝いた免疫チェックポイント阻害薬などが臨床導入されています。

病理診断においては形態診断だけではなく遺伝子診断が重要となっており、肺がんにおいてはすでにEGFR、ALK、ROS-1、BRAFといった遺伝子の変異を調べることは必須であり、今後は一度に数百の遺伝子が解析可能なnext generation sequencing(NGS)も臨床導入されます。

基礎研究では新たな標的分子が発見され、新たな治療薬が開発されています。また、新規薬剤もいつかは効果がなくなり耐性となりますが、その薬物耐性機構も次々と解明されており研究所との連携も不可欠となっています。

これらの医療の進歩に遅れず医療を提供する、また、これらの進歩をけん引する施設となることが呼吸器センターのMissionでありVisionと考えております。

個々の診療科および個人だけの力ではとてもこれらの進歩にはついていけません。今後はこれまで以上にチームの総合力が重要となります。

呼吸器センターの創設時のMission、Vision、Core valueを思い出し、呼吸器センターのすべてのチームの力を最大限に引き出すこと、また、次世代をになう人材を育成することが私のMissionと考えております。そのためには呼吸器センターに関係するすべての皆さまの協力が不可欠であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

診療内容

肺がんを中心として、下記の呼吸器関連の様々な腫瘍の診断や治療にあたっています。

  1. 肺がん
  2. 縦隔腫瘍(胸腺腫瘍など)
  3. 胸膜・胸壁腫瘍
  4. 転移性肺腫瘍(様々な原発巣からの肺転移の外科療法)

治療方法には、それぞれを単独で行う治療や各種を組み合わせて行う治療があります。

  1. 外科療法
    開胸手術と胸腔鏡手術の両方を行っています。
  2. 放射線療法
    肺病変には主にピンポイント照射を行っています。
  3. がん薬物療法
    最近では 化学療法薬、分子標的薬、免疫治療薬など様々な作用機序の薬剤を組み合わせた治療をおこなっています。また、新規薬剤の臨床治験も行っています。
  4. 集学的治療
    上記治療を組み合わせて行う治療で各科の連携が大切です。

 

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