診療科・部門紹介
診療科・部門紹介

各部署紹介

各部署紹介

最終更新日 : 2025年6月16日

8階西病棟(泌尿器科・呼吸器内科外科・眼科・整形外科・消化器内視鏡)

患者さんの望む治療と看護を提供し、自分らしい生活が送れるよう支援します

部署紹介

泌尿器科、呼吸器内科・外科、眼科、整形外科、上部下部内視鏡治療を受け入れている混合病棟です。患者さんは初期癌から末期がんの方、20代から90代の方まで幅広く最新の医療の治療を望み入院されてきます。

手術・化学療法・臨床試験・治験・放射線療法等あらゆる治療行っており、医師、看護師の他、薬剤師、PCT(疼痛コントロールチーム)管理栄養士、PT、医療連携室のメンバーと共にチーム医療を行っています。

泌尿器科では腎臓・尿管・膀胱・尿道までの尿路排泄器官と前立腺・精巣や後腹膜の治療を行っています。手術療法は、短縮された入院期間で、腹腔鏡下やロボット支援下の手術療法が多く行われています。当科で一番大きな手術は、膀胱全摘及びストーマ造設術で、年間約70件行われており、国内一位の手術件数を有しています。ストーマの他に新膀胱造設術や尿管皮膚瘻での再建も行っています。化学療法は、術前術後補助化学療法、および再発治療で繰り返しの入院治療を行っており、免疫チェックポイント阻害薬の適応疾患が拡大しました。放射線療法で特徴的なのものは、前立腺小線源治療です。中には症状緩和を行いながら終末期に向かう方もおり、患者さんやご家族に対し、望む療養が出来るよう話し合い、外来や多職種で継続的な支援を行っています。

眼科では、リンパ腫等の確定診断のための生検や、がんの根治目的の眼瞼や眼窩内摘出術などに対応しています。片眼をガーゼで覆って退院することが多いため、安全に生活に戻れるよう支援しています。

呼吸器内科では抗がん剤治療のほかに免疫チェックポイント阻害薬や治験を行っています。医師や治験コーディネーターや薬剤師など治療の最善をディスカッションし、また副作用症状の重症化の予防を行っています。呼吸器外科ではクリニカルパスを使用し手術を行ってから早期の退院を目指しています。

その他に診療科を問わず栄養士が介入し、食事のとり方や自宅での調理の工夫について指導を行います。治療の副作用で減退した食事がとれるよう、看護師・栄養士・患者さんで話し合い食事内容の検討を行っています。また私たち看護師も常に患者さんの入院中、入院後の不安を最小限にできるように支援しています。

こんな看護をしています

治療を受ける患者さんの年齢は、働いている青年期から80歳代の超高齢者も少なくありません。患者さんが困らずに退院後の生活に戻れるよう、生活背景を大切にとらえた退院支援と、外来や地域との連携を行っています。特に、膀胱全摘・回腸導管造設術、または新膀胱造設術では、周術期チーム(Perioperative team at Cancer Institute Hospital:チーム名PERICAN)で、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど多職種が協働して、外来通院中から退院後まで支援しています。看護師はパンフレットを用いて、大きく変化する手術後の生活をイメージできるように関わり、入院中は円滑にストーマ装具交換の手技を習得できるよう、患者さん・ご家族と話し合い、計画的に支援します。

患者さんの望む治療が受けられ、また安心して自宅に帰れるよう入退院支援センターからの情報をもとに入院生活から退院後までのプランを考えています。また75歳以上患者さんが1/4を占めており早期から地域連携室と情報共有を行い生活に困らない準備も入院と同時に関わらせて頂いています。

働きやすい職場環境作りにも力を入れており、残業を減らすための業務改善をとワークライフバランスを大切にし、スタッフ一同患者さんと常に一緒に前を向いて歩んでいけるよう心掛けています。

職場内研修

  • 泌尿器科各疾患の治療、看護について
    • 前立腺がんの治療と看護・骨盤底筋運動
    • 膀胱がんの治療と看護・尿路変更
    • ストーマのマーキングから退院指導まで・・・全員が出来るようになります
    • 泌尿器科領域の化学療法看護、放射線療法看護
  • 老年期の特徴と看護について (老年期のストーマの特徴とケアについて)
  • 眼科治療・看護について
  • 肺がんの治療、看護について
    (手術療法、化学療法、免疫療法、遺伝子療法、放射線療法)
  • 栄養管理について
  • 緊急・急変時の対応
  • 緩和治療、せん妄予防と看護
  • 患者さんから手作りの品を頂きました

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