先進がん治療開発センターについて
「先進がん治療開発センター」のご紹介
〜患者さん中心のARO(Patient Centric ARO)を目指して〜
先進がん治療開発センター(Center for Development of Advanced Cancer Therapy;CDACT)は、がん研究会のARO(Academic Research Organization)として発足し、多くの方々のご協力を頂きながら医薬品医療機器開発を支援してきました。2024年4月には更なる業務効率化と機動力強化を目指して8つの部署に組織再編しました。
さらにこの先3年間のCDACT中期計画の柱として以下の6つのプロジェクトを掲げました。@グローバル治験の強化、A早期臨床開発(Phase 1試験/First in Human試験)の強化、B臨床研究の支援強化、CARO機能の強化、Dトランスレーショナル・リサーチ(TR)の支援強化、E医療機器開発の強化、です。少しでも多くの治療機会を患者さんに届けるため、私たちはこれらのプロジェクトを推進していきます。
私たちのARO活動の先には治験や臨床研究に参加して頂く患者さんが待っています。がん研を選び、信頼して下さっている患者さんのために私たちが出来ることを問い続けるべく「患者さん中心のARO(Patient Centric ARO)」という言葉をCDACTのビジョンに掲げました。
私たちはPatient Centricityを起点に上記のプロジェクト推進だけでなく、がん研究会の病院本部・研究本部・経営本部との連携を強化し、私たちを取り巻く様々なステークホルダーとも有機的に連携しながら、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」というがん研究会のミッション達成に貢献していきます。
臨床研究に関する実施方針
当院は、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」というがん研究会の理念に基づき、以下の方針のもと、がんの新たな治療法や診断法につながる臨床研究を積極的に実施します。
- 世界的な医の倫理の規範である「ヘルシンキ宣言」に基づき、人間の尊厳と人権を守り、適性かつ円滑に臨床研究を実施します。
- 外部の委員を含む倫理審査委員会において、倫理的・科学的な観点で厳しい審査を行い、承認を受けた臨床研究のみを実施します。
- 研究参加者に充分な説明を行い、研究参加者の自由意志による同意を得た上で臨床研究を実施します。
- 研究参加者の個人情報の保護を遵守します。
- 法令、指針、社会規範に従って、適切に臨床研究を実施します。
- 国内外の医療機関・研究機関や企業などと連携して実施する臨床研究を積極的に推進し、新たな医療技術の創出を加速させます。
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患者さん・主治医の方へ
当院で実施中の治験についてご紹介しています当院で実施中の先進医療についてご紹介しています「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、当院で実施中の臨床研究うちオプトアウト対応の研究について情報公開をしています。オプトアウトとは臨床研究に関する情報をホームページなどで公開して、臨床研究への参加を拒否する機会を保障することをいいます。⇒こちら※外部サイトにリンクします -
治験依頼者の方へ
がん研有明病院に治験実施を依頼したいとお考えの企業の方を対象に、治験実施の打診から申請までに必要な情報を掲載しています。治験倫理審査委員会について、委員、手順書、議事録等を掲載しています。 -
研究者の皆様へ
「臨床研究法」に基づく特定臨床研究の審査申請に必要な情報、並びに認定臨床研究審査委員会(CRB)に関する情報を掲載しています「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づく臨床研究の審査申請に必要な情報、並びに医学系研究倫理審査委員会に関する、委員、手順書、議事録等を掲載しています。