
CRC室(先進がん治療開発センター 臨床試験支援部)
最終更新日 :
2024年7月29日
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CRC室の紹介
CRC (Clinical Research Coordinator = 臨床研究コーディネーター)は、治験の円滑な推進のために、患者さん・医師・院内関連部門・治験依頼者間の調整役となり、医師の指示の下、医学的判断を伴わない治験業務全般を実施しています。
当院CRC室は、薬剤師、看護師、検査技師など専門性を持つスタッフが所属し、各々専門性を活かしながら、連携し、治験を推進しています。
基本理念
共に創る、がん医療の新しい未来を
行動指針
- 「がん診療」や「がん臨床試験」の特徴を理解し、CRCとして被験者となる患者さんを保護する
- 製薬会社・医師・院内関連部署と協力し、当院の臨床試験が円滑に進むようにコーディネートする
- がん研全体で臨床試験に取り組む意識を醸成する
- 法令を遵守し、臨床試験を早く正確に実施することで、信頼性の高いデータの収集に貢献する
- 互いを思いやり、認め合うことで、協力できる明るい風通しの良い職場をつくる
- 自ら学び、後進の育成や知見を共有することで、CRC室の発展につなげる
CRCの主な業務
医師の指示の下、医学的判断を伴わない治験業務全般を実施
治験開始準備
- 説明文書・同意書の作成補助、ワークシート等各種資料の作成
- 関連部門(薬剤部、看護部、臨床検査センター、画像診断部、医事部等)への連絡および調整
- 検査機器や検査キットの受け入れ、管理
治験実施中〜終了
- 患者さんへの治験説明補助
- 治験スケジュールの管理、関連部門との調整
- 検査結果や各種資料の保管、データ入力や管理
- 治験依頼者である製薬会社や治験調整事務局とのやりとり
- 重篤な有害事象発生時の緊急対応、報告書の作成補助
- 治験依頼者によるモニタリングや監査の対応
- 国内外の規制当局による査察の対応
その他
- 治験の啓発活動(院内患者さん向け・治験関連部門向け)
- 国内外の学会および研修等に参加
- 他施設のCRCとも情報交換し、院内の治験環境改善に取り組む
当室では主にがん患者さん対象の企業治験および医師主導治験(第T相〜第V相)を受託しており、チーム制で試験を担当しています。各チームは4-6人で編成されており、異なる職種のCRCが配置されることで、お互いに協力し、学び合いながら経験を積んでいます。また認定取得の支援も積極的に行っております。