
診療科・部門紹介
婦人科
最終更新日 :
2025年6月19日
婦人科とは|子宮がんに関する情報(がん診療・治療・特徴)|卵巣がんに関する情報(がん診療・治療・特徴)|女性ヘルスケア外来|再発腫瘍切除術について|診療実績|スタッフ紹介
女性ヘルスケア外来
閉経前に婦人科がん治療を受けられた患者さんへ
婦人科がん(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん)の治療では、がんを根治するために卵巣機能を失う可能性があります。
- 手術で卵巣を摘出する必要がある場合
- 放射線治療や化学療法(抗がん剤)によって卵巣機能が低下・喪失する場合
卵巣機能を失うと、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少し、以下のような症状やリスクが生じる可能性があります。
卵巣機能低下による影響
- 更年期症状(ほてり・発汗・不眠・情緒不安定)
- 骨粗鬆症のリスク増加
- 動脈硬化や心血管疾患のリスク増加
- 膣の乾燥や性交痛
ホルモン補充療法(HRT)の活用
これらの症状を予防・治療するために、ホルモン補充療法(HRT)を行うことができます。ただし、HRTががん治療に悪影響を及ぼさないことが前提となります。
最新の研究によると、多くの患者さんが安全にHRTを受けることができることが分かっています。
女性ヘルスケア外来のご案内
がん研有明病院では、閉経前に婦人科がん治療を受けた患者さんを対象に、卵巣機能のサポートを目的とした「女性ヘルスケア外来」を開設しています。
がん治療後に生じるさまざまなリスクについて、一緒に考えてみませんか?
「がんを根治し、その未来にある自分の人生を確かにする」
ご興味のある方は、主治医にご相談の上、女性ヘルスケア外来へお越しください。