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診療科・部門紹介
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臨床遺伝医療部

最終更新日 : 2024年4月24日

臨床遺伝医療部とは遺伝カウンセリングとは予約方法について診療内容について スタッフ紹介|遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と診断された方へ(当院でRRM/RRSOを実施したい方) |診療実績オンライン相談について当院の開示対象遺伝子(研究解析)

遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と診断された方へ(当院でRRM/RRSOを実施したい方)

リスク低減手術について

BRCA1/2遺伝学的検査を受けて遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と診断され、かつ既に乳がん、あるいは卵巣がんと診断されたことがある方に対する予防的な手術リスク低減乳房切除術およびリスク低減卵管卵巣摘出術)が、2020年4月より保険診療となりました。

当院では以前より臨床研究としてリスク低減手術を国内でも積極的に実施しておりました。リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)は2011年9月より、リスク低減乳房切除術(RRM)は2014年12月より実施しております。2024年3月までに、RRSOは250例、RRMは100例ほど実施しております。

乳がんあるいは卵巣がんの既往のないHBOCと診断された方に対するリスク低減手術は、臨床研究の形式で自費診療にて実施しております。

HBOC診断後に当院でリスク低減手術(RRM/RRSO)を希望される方について

他の医療機関で遺伝学的検査を受けてHBOCと診断され、当院でのリスク低減手術をご希望される方に向けて、受診の手順をご案内いたします。
テキスト  自動的に生成された説明

診療情報提供書を作成いただく先生方へ

  • 診療情報提供書の宛先は、「臨床遺伝医療部」宛にお願いいたします。
  • 診療情報提供書には下記についてご記載ください。
    • 当院への依頼内容(例 右乳癌全摘術後のCRRMと両乳房の再建術 など)
    • 現時点でのサーベイランスの受診状況や所見など(乳房、卵巣、膵など)
    • 遺伝カウンセリングの受診歴の有無(なしの場合はその理由、ありの場合は医療機関名)

    *がんの治療歴のある場合、下記についてもご記載ください。

    • がんの現病歴や治療歴
    • 現在の治療内容
    • 予後の見込みを考慮したリスク低減手術の適応についてのご見解
  • 診療情報提供書と併せて、以下の資料をご用意ください。
    • 遺伝学的検査の結果報告書(識別符号と患者さん情報が照合できる資料を添付ください。よろしければこちら(当院の照合用紙のリンク)をご利用ください。)
    • 家系図(作成されている場合のみ)
    • 手術検体の病理レポートなど(がん治療歴のある方のみ)


  1. がんの治療を受けている病院あるいは遺伝カウンセリングを受けた病院にて、診療情報提供書のご準備をお願いいたします。
  2. 診療情報提供書のご準備ができましたら、診療予約室にご連絡ください。
  3. 診療情報提供書を事前に当院にお送りいただきます。その内容を拝見し、現時点でのリスク低減手術実施について、関連する診療科を交えて検討させていただきます。その上で、診療予約室よりあらためてご連絡差し上げ、臨床遺伝医療部の受診予約をお取りいたします。
  4. 当院の来院初日に臨床遺伝医療部を受診いただき、乳腺外科あるいは婦人科をご紹介させていただく流れとなります。

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BRCA1/2の検査を受けられた方へ全国登録事業のお知らせ

当科ではBRCA1/2遺伝学的検査を受けられた方に「BRCA遺伝学的検査に関するデータベースの作成」(一般社団法人 日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構)への研究協力をお願いしています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。

JOHBOC 登録事業 案内文書 (84KB)


(一般社団法人日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構から許可を得て転載)

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